保険金を巡るやりとり
はじまりは一本の電話からだった
大きくなる疑惑の念と
広がっていく犠牲者
あの家では何かが起きている
保険会社の営業
問い合わせの電話から始まったやりとり
自宅に招かれた案件
そこで目撃したのは想像を絶する光景だった
窓口越しに関わる関係性
それは殆どがそれまでの関係性である
しかしながらそれを超えて侵入してくる
意図せぬ輩が現れたとしたら
何でもない関わりから始まった糸口
それで味を占めてしまった何某
浸食されていく感覚
当時から見せていた感性
きっかけは何でも良かったのかも知れない
突飛な感情と爆発する信念
そんな水面下にある隠れた導火線は
実はすぐ手の届くところにあるのかも知れない