TaiRa

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のTaiRaのレビュー・感想・評価

-
約13年ぶり2回目。『エヴァ』自体まともに観たの10年ぶりくらいだ(Q観てない)。

中二の夏休みが終わって2学期初日、校庭で始業式が始まるのを待っている時に「エヴァ観に行こうぜ」とキノ(木下)と翼に誘われて観に行った。週末、バスに乗って映画館へ。その時点で『エヴァ』全く観てなかったのでこれが入り口。映画面白かったのでTV版と旧劇場版観た。多分ネットの無料動画だったと思う。映画はDVD借りたかな。中二の頃はそんなだった。碇シンジと同じ14歳の時に観たけど苛ついた。ウダウダ言ってねえでやる事やれよって。今でも思う。14歳当時の目からは大人たちはまともに見えた気がするけど、今観ると大人もみんな酷いな。というかどうしようもない人たちしか出て来ない。『序』は展開だけ取ればTV版の総集編みたいな部分もあって、とにかく展開が早いのも影響ある。ポンポン行くからね。思慮が浅く、軽くも感じる。でもあのスピード感はやっぱ凄かった。編集の速さ。初見時は市川崑も岡本喜八も観たことなかった。スピード感で騙されてるけどさ、ヤシマ作戦を数時間で準備してる設定は無理ある。カッコいいけど。名もなき働く大人たちのちょっとした描写が良い。改めて観るとシンジって構成要素が承認欲求しかない人間だな。親以外に世界との繋がりを持たなかった子供が他者を認識し、世界を認識して行く話だった。
TaiRa

TaiRa