Natsumi

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のNatsumiのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら、初めての鑑賞。
アニメ未視聴。

終始ゾクゾクですね。
不気味だけど不快とは違う
形容できない世界観。


印象的だったのは
臆病なシンジくんの孤独と
ネルフという組織の魅力でした。


臆病でナイーブなシンジくんに
″人類を守る″という
大きな使命を授ける時点で
物語としてそのギャップに
魅了されてしまうし、

彼が初号機に乗る理由に
「俺が地球を守る!」という
大義は一切なく、
どことなくお父さんに構ってほしくて
足掻いてる感じもまた個人的に
すごくよかった。


ネルフという組織は
ほんま優秀な人材が揃ってるのが
よくわかる。

お父さんの冷徹な敏腕感もしかり、
リツコさんの明晰さもしかり。。


でも、やっぱりミサトさんは
最高ですね。


地下から初号機の中にむけて
「シンジくん」て呼びかけるとき
毎回力強かった。

奔放だけど頼もしい。


最後の戦闘中、
父ちゃんがシンジくんから
綾波にかえさせようとしたときの
ミサトさんのセリフ、

「彼は逃げずにエヴァに乗りました。
自らの意思で降りない限り、
彼に託すべきです。」
のセリフとあわせて、
最後に
「私は初号機パイロットを信じます」
って言うところがとてもお気に入り。


シンジくんのことを
「彼」でも「シンジくん」でもなく、
「初号機パイロット」と
敬意を込めて表現したところは
ミサトさんの愛情と人間性が
伝わってきて泣けてくる。


これからどうなっていくんだろう、
お父さんの本当の計画も、
シンジくんと言う人間も、
綾波の今後も…。

ゾクゾクしながら
次回を期待させてくれる、
壮大なエンタメですね。。

劇場版見終わったら
アニメも見たいなぁ。
Natsumi

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