滝和也

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序の滝和也のレビュー・感想・評価

4.0
親の顔や声以上に
観てる、聞いてる
名台詞に名シーン(笑)

でも…この映画見たのは
2回目…(笑)

「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」

ま…パチンコ台ですわ…。その再現性たるや…、思わず確変だ…と言いたくなる訳です。と冗談はさて置き、最初にいっておくと…僕はエヴァのライトファンなので…あんまり難しい事に興味がないんです。死海文書がどうたらとか…その辺りは語り尽くされたコアな方にお任せしたいかなと。

前から思っていましたが…エヴァ自体面白いなと思ったのは…あぁこれ、ウルトラマンやゴジラの東宝自衛隊だなーと。毎話クソ強い使徒(怪獣)が攻めてきて…人類の決戦兵器であるエヴァ(ウルトラマン)が知恵を絞って戦いを挑むというのが…実はプロットであり、その他の事は実はわかりにくくして謎で引っ張る訳です。これも語り尽くされた点ですが…庵野監督とほぼ同世代の人間なんで…これが刺さっちゃう。このシンプルなプロットをディテールを超絶アップしてやっちゃうから面白い訳です。

特に序はその傾向が強く、謎とか考えなくてもまぁ良いわけです。特にヤシマ作戦なんかはその最たるもの。あのBGMと共に、シンジくんと綾波の絆の戦いがまぁ素晴らしい訳で…。まぁモロにパチンコ演出でも使われまくりましたからね…。ハズレると死ぬほど悲しいですわ…(笑)

ウルトラマンやゴジラと言いましたが…この後でアスカが出てくると仮面ライダーの特訓の様な要素も出てくる。(レオでも良いか(笑)要は…庵野監督の好きなものが最初っからエヴァには入ってる。シンジだって、更に内気かつ弱くなった人間らしくなったアムロですからね。まぁアムロは最初自分の意思で乗りますが…。

ただ…親ガチャ失敗のシンジ君は苦難の道へぶち込まれる…。シンジ君はまさに親ガチャ失敗で苦労する子ども…逃げちゃだめだと思いながらも…もう嫌だ!出してくれと言ってもどこにも逃げられない親ガチャ失敗の子どもの様で…悲しい。今回久々に見たら…何かそんな気が…。

話が脱線しましたが…まぁ同世代から言ったら、実はみんな好きな要素なんです。それをあれだけディテールをこらして作られたら、楽しくなっちゃうんですよ。これまた親の顔なみに見て刷り込まれてますからね。謎の部分を取っ払っても十分楽しめる。パチンコから入った方にもオススメ(笑)見てない人いるのかわかりませんが…必見でしょうね(^^)
滝和也

滝和也