ある小さな島を舞台に繰り広げられる島民と1人の医者のヒューマンコメディ作品。
カナダ・ケベック州にある人口125人程度の小さなサントマリ・ラモデルヌ島。
昔は漁業が盛んで島民達は幸せに過ごしていたが、今では職もなく島民は年老い失業手当を糧に生活を送っていた。
そんな生活をやめたいと願い、工場誘致に乗り出すがその為にはある条件が必要だった。その条件を満たす為に試行錯誤を繰り返し躍起になる島民達。ことごとく作戦は失敗し落胆していた頃、一報が入る。
『小さな島の涙ぐましい大芝居は、たった1人のお医者様のためだった…』
何故今までもっと早く島民達で一致団結し、島のこれからを考えなかったのか?と考えてしまいます。長期間医者が居なくても生活出来た事に疑問すら感じますが、やる気がない様で実はある島民達とそれを先導していく自称町長の大嘘だらけのドタバタ喜劇が、可笑しくニヤリとしてしまいます。
1番のお気に入りはクリケットのシーンで、何度か出てきますが手の平返した様なテンションの切替には演技で食べていけるのでは?と思ってしまいます。
人の心をがっちり掴むのは至難の技で(特にこの様な環境下なら)、クリストファーじゃなくても他の人でも良かったのでは?と感じてしまうかもしれませんが、これはこれで縁のあった出会いだったのでしょうね。