daiyuuki

幸せの1ページのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

幸せの1ページ(2008年製作の映画)
4.0
ベストセラー冒険小説家のアレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)にはある秘密があった。
それは、自分が書く勇気あるヒーロー、“アレックス・ローバー”(ジェラルド・バトラー)からは想像もつかないほど、問題を抱えた人物だということ。
対人恐怖症で外出恐怖症、おまけに極度の潔癖症の引きこもりだったのだ! 
しかし、ある日、南の島で暮らす少女ニム(アビゲイル・プレスリン)からSOSのメールを受け取り、彼女の生活は一変する・・・! 
アレクサンドラが書いた冒険小説の映像やニムの父親ジャックの冒険的な海洋研究の日々の映像は子供心を刺激するワクワクさせるものがあるし、冒険小説家とは思えないほど神経質で臆病で潔癖症なアレクサンドラを地のままじゃないかと思えるナチュラルでコミカルな演技で演じるジョディ・フォスターのコメディエンヌぶり、ニムの父親ジャックとアレックス・ローバーを演じるジェラルド・バトラーの包容力のあるタフな魅力、父親の代わりに火山の調査をしたり父親を遭難から助けるためのニムの奮闘とニムの救出のために外出恐怖症と戦いながら成長していくアレクサンドラの奮闘(税関で消毒液などを没収されたりパニクるジョディのコミカルな挙動不審ぶりが笑える)、ジャックの「勇気は毎日生きていく中で前に進みながら身に付いていくもの」という言葉がしみるファンタジー映画の佳作です。
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