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星よ嘆くな 勝利の男のcsmのレビュー・感想・評価

星よ嘆くな 勝利の男(1967年製作の映画)
5.0
競馬で勝ってギター掲げて「良い馬(ンマ)です」って喜ぶ哲。パーンと京王線、葬儀はつつじヶ丘。遠くから遺影見るだけでもう泣いてる哲は馬に代わって二谷に育てられる。一発ですっ飛ぶ客、壊し屋を目の当たりにして血が騒ぐルリ子。店で弾き語る哲が発光した時、これがスターだという思いが全身に漲って思わず拝んでたら、次の瞬間アイツはスターになる星の下に産まれたってセリフだったので完全に理解出来た。ボクシングの練習や序盤の試合はトシ舛田のスーパー演出術で、いつのまにか全員ひとつ屋根の下でニンニク効かせて嵐を呼ぶ男特訓になってるし、哲ルリのベッドインに対してYAMATOのピアノに思いの丈をぶつける橘さんとか少女漫画みたいな気もするメロ展開が好きすぎる。最後の試合はレモン水でたっぷりと、榎木さんも喉詰まらせて哲のウインクに悶えること必至。試合前夜はシャンパンにご馳走にワルツ。最高。
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