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蜘蛛の巣のlemmonのレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣(1955年製作の映画)
4.5
他人と身内への気遣いの差。
身内は最も近しい人のはずなのに、他人との関係が楽な場合がある。

主人公の精神分析医は、正義感を醸し出し、とてもいい奴に見える。
徐々に、はっきりとではないが、彼の生活を眺めていくと、その矛盾に気づく。

皮肉なことに心を諭す存在のはずが、一番わかっていなかった。
ただ、それでも近しい人。家族。
なかなか奥深い話だった。


主人公の妻を演じたグロリアグレアム、素晴らしすぎる。
いやーもともと苦手だったのに、ラング作品からお気に入りになったが、本作でさらに大好きになったなあ。人間臭いわあ😆。
女優としての存在感も忘れていないあたりも流石!


本作、とにかく豪華キャスト!
クラシック映画の豪華キャストって絡みが少ないこともあるが、本作はそんなことない。

あるシーンで、メインキャストがやりとりしているバックで普通にローレンバコールがいる。贅沢な😆。


また観たいなあ。
ウィドマークは、「見知らぬ人でなく」のミッチャムを思い起こさせる。本作のほうが制作は先か😊。


リリアンギッシュ、スーザンストラバーグ、ジョンカー、オスカーレヴァント、そしてシャルルボワイエ。


ほ〜んと贅沢な一作😆。
しかも楽しかった😁。
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