8Niagara8

家族の肖像の8Niagara8のレビュー・感想・評価

家族の肖像(1974年製作の映画)
3.6
外側から見て、そして、そこの中に入り込んで、家族というものを細分化し捉える。
家族だから運命を共にしなければならない。喜び、苦しみ、感情その全てを共有せねばならないわけで、それができないのならば、血縁でありつつも、家族ではないのかもしれない。
貴族的特権階級の没落も明白に見えて、近代社会システムの解体にも転じていく。
教授は差異を受け入れて、家族の中にも視座を持つ。
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