テンプレートの中から抜け出してきたように
とってつけたような人物像ととってつけたような展開。
シンプルな話、シンプルなキャラにしたいという狙いなのだろうが、あのふてぶてしかった主人公が、仕事熱心になったきっかけも、どうして周囲が主人公に肩入れしてくれるかも分からない。
シンプルというか、つまり手抜きなだけ。
見どころは、ギャグのように爆弾で吹っ飛んだ犬が、骨折だけで済んだのでニコニコ引退というところ。
素直に「犬のおまわりさん」というタイトルにしておけば
子供向けの映画だと分かっただろうに、子供だましの映画で大人を騙すとは悪質だ。
爆弾犯よりも演出家が取り締まられるべき。