たんぽぽ

ゴッドファーザーPART IIのたんぽぽのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
4.0
ロバート・デ・ニーロさんが若々しく、スッキリしたイケメンでびっくり。
作品が1974年だから当たり前なんですけどね。
苦しい子供時代から次第に成り上がり、才能を発揮するヴィトー。
地域の人にも頼りにされ、家族の為もあり、生き生きと活動する。
マフィアのやり口で人殺しなのに、私もつい応援してしまう。
不思議な魅力です。

息子のマイケルは親の後を継がなければならなくなる。
本人の意思とは裏腹に突き進まざるを得ない。
才能あるだけにあれこれ努力するが、時代も変わり通用しない。
観ているこちらも苦しくなります。
マフィアではない商売をしていれば・・・とマイケルに同情してしまう。

私は主婦なので、マイケルの二度目の妻ケイの立場で鑑賞しました。
マイケルが好きだけどやってる事が許せない。
苦悩の末の決断には、よくやってくれた!と共感。
ケイの立ち位置がもし従順な妻だったら、男目線の作品として楽しめなかった。
男性の脚本であるのに、女性の心が描けていて凄い、さすが名作と感心した。

そして恥ずかしいですが、マフイアの闘争はよくわかりませんでした。
復讐の連鎖は本当に虚しい。

回想シーンのソニー役ジェームズ・カーンさんがとても楽しそうに演じていて、こちらをほっとさせてくれた。
ラストの暗さは致し方ない、噛みしめる。
たんぽぽ

たんぽぽ