ゴッドファーザーPART IIの作品情報・感想・評価・動画配信

ゴッドファーザーPART II1974年製作の映画)

The Godfather: Part II

上映日:1975年04月26日

製作国:

上映時間:200分

4.1

あらすじ

『ゴッドファーザーPART II』に投稿された感想・評価

Ma

Maの感想・評価

5.0
2022年:165本目
20221012:3本目

・シナリオ:☆☆☆☆☆
・演出: :☆☆☆☆☆
・雰囲気: :☆☆☆☆☆
・個人的好み: :☆☆☆☆☆

3時間20分という桁外れな上映時間で描かれる重厚な人間ドラマが素晴らしい。

秀逸なのが若き日のヴィトーとマイケルの対比。

幼き日に両親を殺されアメリカに逃げるという過酷な生い立ちのヴィトーは、殺しを手段としては持つものの、町の人間や家族に愛を注ぎファミリーを大きくしていく。

対照的に父親に愛情を注がれ比較的恵まて育ったマイケルは、葛藤しつつも自分の前に立ちはだかる者を徹底的に排除していく。

間に挟まるヴィトーのエピソードが黒く染まっていくマイケルの様子を強調しており、この演出が非常によくできたものだと思います。

アル・パチーノの真っ黒な目の奥と渋い雰囲気、ロバート・デ・ニーロの表現するカリスマ性など主演2人の演技も秀逸。

自分が生まれるかなり前の映画ですが、こんなに素晴らしい映画なら後世まで語り継がれるのも納得。

このレビューはネタバレを含みます

ヴィトー・コルレオーネの跡を継いだ前作から数年後のマイケル・コルレオーネと、若き日のヴィトーの姿を描いたシリーズ第2作。

シチリアで全てを失い9歳で渡米したヴィトーと、組織を纏めることに腐心するマイケルの姿を対比的に描いた構成が見事。
家族を得て、仲間を得て、街のドンとして名をあげていくヴィトーとは裏腹に、マイケルは“ファミリーのドン”としての行動によって敵どころか身内をも失っていく。
親子の運命のすれ違いとでもいうか、ラストの“誕生会”のシーンに集約されたヴィトーが得たものとマイケルが失うものの象徴的なシーンは、直前で描かれるフレドの粛清とも相まって鮮烈な印象を残すなあ。

作品的には多少の歴史的背景も知っておいたほうがいい場面があるだろうか。
移民として米国に渡るヴィトーが最初に訪れるエリス島は1950年代まで米国の移民局があった島で、20世紀初頭の移民にとっては象徴的な場所。
マイケルが“実業家”として会合に出席しているハバナは革命直前のキューバで、劇中でまさに革命が起きて脱出するシーンが描かれる。
特に解説じみた描写がないのはそれらが米国人にとっては常識だからかな。
そういう意味では流産したと思われていたケイが、実は「マイケルの子を生むことに耐えられず堕胎した」と告白するシーンも、カトリックにとって堕胎がどれほどの罪であるかを理解しているか否かで印象が変わるだろう。
あれはマイケルにとって強烈な自己の否定を浴びせられたシーンだ。

ファミリーのドンとして振る舞えば振る舞うほど、組織を維持しようと行動すればするほど周りから人を失っていくマイケル。
妹のコニーから看破された「あなたはパパのようにつよくしていただけ」というのはその通りなのだと思う。
ヴィトーの人生を目にしたからこそ、マイケルの姿に言いしれぬ虚しさがこみ上げる。
yuta

yutaの感想・評価

5.0
1作目より哀愁ある映画
ヴィトーとマイケルの対比が絶妙でいい
may

mayの感想・評価

-
マイケルモラハラ夫すぎてドン引き、ゴッドファーザーはやっぱヴィトーしかと思ったけど失うものの多い二代目の苦悩が切なくはあった
人間関係複雑だから手元に相関図があるとかなりいい
miーche

miーcheの感想・評価

3.5
2作目なのに名作と呼ばれているシリーズみたい。
200分と聞いてはちょっと尻込みしたけど、コロナ罹患により時間がたっぷりある身としては今見るしかない気持ちで鑑賞。

物語前半はちょっと眠くなる展開だったけど、後半からの展開で「なるほど、こういう映画だったか」と理解し、
やっとこの映画の良さが解ってきた。

悲惨な境遇の幼少期を過ごしながらも、人情味があって誰からも慕われる一方で、やる時はやる覚悟を持ったヴィトーが大物になっていく姿は、
晩年のヴィトーを知っている受け手側からすると気持ちがいいサクセスストーリーを見ている気分。


対照的に、大学に通い何不自由なく育てられたマイケル。頭はいいが人情味に欠けていて、彼の周りからは人が去っていき孤独になっていく。

二代目の苦悩があったとしても、やはりマイケルはトップの器ではなかったみたいだ。

兄のソニーは感情的になりやすく頭は切れるほうではなかったが、人情味はありそうだ。


どんな組織だろうとトップに求められる資質は頭のキレより人情味と度胸がなにより大事なんじゃなかろうか。

ヴィトーの偉大さが身に染みるし、この後もう一回パート1を観たらもっと楽しめそうだ。
タバタ

タバタの感想・評価

4.3
過去のファミリーを築いていくヴィトーと、現在のファミリーを維持しようとするけど少しずつ崩壊していくマイケルのシーンが切り替わる度に辛くなる。

マイケルの子を産みたくないが為に堕胎を選ぶケイもなかなか肝の据わった女だね…、そこからヴィトーのパートに切り替わり愛のテーマが流れる演出が素晴らしい。

裏切り者と敵に容赦ないマイケル、僕は好きです。3時間半の長尺だけど何度も見ることでもっと面白い作品になり得る。
諒

諒の感想・評価

3.5
若き頃の父親とマイケルの対比がいい。
父親を超えようと思っても、あの父親の様にはなれていない。
父は、懐が大きく頂点に立つ貫禄があった。
出演料の問題で、ゴッドファーザーが出なかったのは残念だったなぁ。
由

由の感想・評価

3.7
前作でゴッドファーザーとなる決意をしたマイケルコルレオーネのその後と、若き日のヴィトーコルレオーネが成り上がって行くストーリーが交互に進んでいく。

ヴィトーが勢力を拡大しながら人望を集めるのに対して、マイケルはビジネスを拡大するが血を分けたファミリーに対する疑心暗鬼を募らせていってしまう。
この対比がマイケルの境遇をより惨めなものに感じさせ、アルパチーノの哀愁漂う素晴らしい演技と共に観客の心に一抹の寂しさを与えてくれる。
たろさ

たろさの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1958年、父ヴィトーからゴッドファーザーの地位を継承したマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)はハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)と対立する。
1901年、ドン・チッチオ(ジュゼッペ・シラート)に家族を殺された9歳のヴィトー(幼少期:オレステ・バルディーニ、青年期:ロバート・デ・ニーロ)はシチリアからアメリカへと逃げ延びる。


父ヴィトーと子マイケル。同じドンで、どちらも家族とファミリーを守る為にやっているがやり方も方針も全然違う。ヴィトーは義理と人情を大事にする昔堅気のやり方、それに対してマイケルは冷徹で徹底した損得勘定で動く。ヴィトーは家族、友人、マフィア組織のファミリーをどんどんと増やし拡大させていく。マイケルは家族もマフィア組織のファミリーも彼から人が離れていきバラバラになり孤立する。この対比がおもしろく描かれている。

フレド(ジョン・カザール)が影の主役。
マイケルを裏切る、後半はマイケルへの嫉妬や劣等感をぶちまける。キューバで最後に会った時マイケルはフレドに「まだ兄弟だろ」と言っていたのに、ぶちまけられた後は心変わりして「お前は兄弟じゃない」と勘当する。
コニー(タリア・シャイア)には「フレドは一人じゃ何もできない人なの」と言われてしまう。
キューバでフレドがジョニー・オラ(ドミニク・キアネーゼ)と会ったときは「あっ、初めまして」とかやっていたくせに、酒が入った後は「このショーはジョニー・オラに教えてもらったんだよ」とすぐボロが出してマイケルが頭を抱えるシーンはひどすぎて笑える。
かなり悪く描かれているけど、兄弟の中で一番人間味のある人だと思うし、個人的には結構好きなキャラクター。

マイケルとケイ(ダイアン・キートン)の断絶が前作に引き続き閉まるドアで表現されている。

前作と同様、登場人物がかなり多く時間軸の違うストーリーが展開されるので1回観ただけだとよくわからない映画。ただ前作と同様何回も観るとその都度その都度発見があっておもしろい。

【豆知識】
マイケルとケイの子供メアリーを演じるのはソフィア・コッポラ。

【名セリフ】
"I know it was you Fredo. You broke my heart. You broke my heart."
「お前だったのかフレド。失望した。失望した」

"If anything in this life is certain, if history has taught us anything, it is that you can kill anyone."
「この世で確かなことがある。歴史もそう言っている。誰でも殺すことができる」
デニーロがかっこいい!
不動産屋の人が後で態度が急変して媚びを売るのが面白い。
しかしマイケルは非常な男だった。ラストシーンは強烈に覚えてました。
兄貴のプライドを傷つけずに扱えばよかったのかなぁ…
>|

あなたにおすすめの記事