1951thursday

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカの1951thursdayのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

小学4年生の頃、学校から帰ったら大量のバスタオルで作られた首吊りロープが二階の吹き抜けから垂れ下がっていた。親の寝室を覗くと父が西日を一身に受けながら横たわっていた。ずっとなんとなく孤独で楽しく暮らせて狂えもしなかった私の凡俗さと気を紛らわすためだけにすり潰してきた時間を許してくれてありがとうレニングラードカウボーイズ。理屈抜きで狂おしく好きだ。なぜこんなに優しく懐かしいんだ。父とは14年後に再会した。最近生きてきてよかったと実感できる機会が多くなった。今回もまさにその段である。
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