クリストフォルー

招かれざる客のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
4.0
前日に放映された小津安二郎の「彼岸花」と、この映画を見比べてみると、社会性、時代性、国民性の違いは感じつつも、同時に、ホームドラマとしての相似性も見えてくる。たとえば、変化への惧れと希望、変わらないことへの信頼と寛容さだろうか。
「招かれざる客」という邦題は、見事なほど古びない。他人事という感覚があるかぎり、いつだって“招かれざる客”は訪れるのだ。
日本映画は、本作や「破戒」の先に、いつ進めるのだろう。

それにしても、映画の中のセリフで【オバマ大統領の誕生】を予言しているのは、別に驚くことではないのかしら。
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