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007/慰めの報酬のMSTshoziのレビュー・感想・評価

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)
3.9
No Time to Die に向けた見直し。
承前のストーリーであるが、その実復讐、環境資源をベースに、これでもかな悪役、故のはっきりとしたモチベーションと、非常にストレートなストーリー。
それでいて内面を直接的に語りすぎないので、実はなんだかんや前作を観なくても観れる作品になっているのかもしれない。
アクションシーンはモリモリな訳だが、いかんせんカットの切り替えが無駄にありすぎる感(それで無理くり繋いでなんとかした感)があり、特に車、飛行機についてはかっこよさげなことをやってるのにわかりづらい。
ただアクションのモリモリ度はとてもモリモリだ。

今作は前作を受けて007がとしての完成に至る作品。
007のお決まりの無さ、というのは反面、ストレートに、ドライにまとまったトーンに集約しており、初見での観やすさの要因にもなっているのでは。

作りとしては観やすいのに、モリモリのシーンはみづらい。なんかもったいないな。

まあ、でもとにかく、OPのデデーデデー!デデーデデー!テケケケケケ!が最高ですよ。ジャックホワイトのこのリフ、当時大爆笑しながら上がりまくったのを思い出す。
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