最初の一時間くらいで手際よく犯人まで迫りボッコボコにするところまで行くので、普通なら90分もあれば終わるところ、なんと二時間半もある復讐映画。
本作はそこからが本番なのであるが、映画至上、最も迷惑でダメな復讐である。苦しめたいなら監禁してやってくれればいいのに、わざわざ手負いの獣を放り出して狩りを楽しんでしまうという…。危ないでしょ、頭悪いんか。と、非常にやきもきする。
殺人鬼演ずるはチェ・ミンシク。まさに怪演。嫌悪しか沸いてこない憎らしさの塊。どんな酷い目にあっても仕方ない。早めに性器回りを潰しておくべきだった。
しつこめにバトルがあるものの、通りすがりにいかれた人が現れたり、殺人鬼仲間がいたりと、展開としてはダイナミックで長さを感じない。
シリアスでグロテスクだけど無茶苦茶さを楽しむ映画。不意にスポン！ってなるシーンは声を出して笑ってしまった。あそこは完全に狙ってたよね。
#劇場鑑賞以来二回目
