私が選んだ今年のクリスマスムービー不穏
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子供時代、緒形拳は直視してはならない俳優と刷り込まれており、これもその背景にあると思われる一本。自主規制したんだ、わたし。ばかね。いや、
このセクシーさ、悪さ、子どもにはわからんし目の毒。
サクッと金目的で2人の男を殺して逃亡。
警察での取り調べから回想で逃走期間の約2ヶ月を追っていく。
賢い根津はある時は大学教授、ある時は弁護士になりすまし北に向かい逃走する,人殺しの残酷さ、その躊躇のなさ、女に対する執着。
ギラギラしていて、今の日本には演じられる人いないかと。五島におけるキリシタンの迫害から、育ちに影響しているにしても、なかなかハードだ。
三國さんと倍賞美津子さんのラブシーンがねっとりといやらしくて、これ、誰かとは見れない、と久しぶりに思う。
倍賞さんは360度美しい。実の父親と妻の不貞…至らぬとしても不貞。お父さんが三國さん、こりゃまた魅力的なだもんねぇ…
逃亡中に出会った、浜松の旅館の女将、妾のハル、小川真由美も退廃的な美しさ。
昔の俳優はとにかく重さが違って見えて画面の重厚感がたまりませんでした。