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復讐するは我にありのListenerのレビュー・感想・評価

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)
4.0
随分失礼な感想かもしれないが、私がイメージする昭和だった。これまで観た今村監督作品の中では一番コメディ色が強かったように思う。コメディ+シリアスは好きな組み合わせだ。これが重喜劇ってやつか?

倍賞美津子がやっぱり好きだ。『逆噴射家族』のような愛嬌のあるキャラクターが特に好きだけど、こういうのも良い。

「加藤嘉じゃないかぁ!」と喜んだのも束の間、どうやって殺されるのか考えを巡らせる頃には既に死んでいて笑った。

競艇を映画で見たのは初めてかも。もっと見たかった。

今村監督作品ってお寺とか僧侶がよくでてくるイメージがあるが、本作ででてくるのはキリスト教徒でスコセッシっぽさがあった。スコセッシが今村をリスペクトしているのは何となくわかる。しかしウェス・アンダーソンが今村、とりわけ本作を激推ししてるのは意外だ。そういう目線で彼の作品を観てみたい。

メモ:https://www.youtube.com/watch?v=ynyFwKXSwB8
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