クリムゾンキング

影なき殺人のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

影なき殺人(1947年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

コネチカットで実際に起きた事件を元に描かれたサスペンス。
教区でも信頼の厚い神父が殺され、その犯人として復員してきた若者が逮捕された。目撃者の証言は一致しているが、地方検事はそこに違和感を感じ、、、

結論から言えば真犯人はわからずちょっとモヤっとする、けれど、無理やり自白を迫る強引な警察のやり口から欲に目の眩んだ目撃者の証言、その些細な違和感を法廷で徐々に解明していくテンポの良い物語運びでとても面白く、背後に利権関係も絡んできてちょっと壮大になっていくあたりもいいスパイスになっていてよかった。

どこまでが事実かはわからないけれど、法廷もの、サスペンスものとしても時間も短く、だけどしっかりと盛り上がりや余韻もあって面白い作品だった。