としこし

ハワーズ・エンドのとしこしのネタバレレビュー・内容・結末

ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

何が良かったかと言われると説明しづらいのだけど、なんか見入ってしまう人間模様。俳優陣が豪華だしさすがの演技力で安定。

私は基本的にイギリスの自然の中に昔ながらの家があるような風景が好きなので、ハワーズエンドは見ているだけでも楽しかった。
人物のキャラも丁寧に描かれてるから自然に物語に入っていける感じ。若干歳をとったお父さんに若い後妻ができたところから人間関係がこじれるのかと思ったけど、陰で悪口言うくらいであまりドロドロしないのもいい感じ。イギリス人にとって、家族代々の家っていうのは特別なんだなぁというのは伝わってきた。

最後チャールズがレンをかーっとなって殺してしまう展開は突然でびっくり仰天という感じだった。そもそも血の繋がりもなく疎いと思っていた継母の妹が妊娠させられたことに対してそんなに怒るかな。。この時代は家の恥ってことになるのかな。。そこらへんの時代背景がわからなかった。レンが殺された時、私は彼の奥さんが可哀想だなーって思った。朝別れて、どこに行くのかも聞いてなかったし、後から死んだという知らせだけ届くんだろうな。

興味深かったのはラストシーン、馬が二頭で畑を耕しているのだけど、小さなターンが華麗で二頭の足がぴったり揃っていてすごいと思った!全然本編とは関係ないけどね。
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