ハワーズ・エンドのネタバレレビュー・内容・結末

還る場所、そこは「ハワーズ・エンド」。

ハワーズ・エンド（別荘）を軸に展開される人間模様がなめらかで、誰を憎むでもなく、ただそこに存在する関係という感じが不思議で、とても良い物語でした！

とある…

原作：E.M.フォースター

知性溢れる中産階級のシュレーゲル家（おもに姉妹）と、現実的な実業家のウィルコックス家（おもに夫婦と長男）の間に巻き起こる息もつかせぬ展開の人間模様。そこに友人となった貧…

ホプキンスとトンプソンの間に愛を感じないので、なぜ結婚したのか謎。男は罪悪感から、女は前妻への憧れから結婚したのか？子供に反対されず家を渡す策かとも思ったが。女は夫が泣くのを見て可哀想になって離婚を…

階級が異なる人々が交差したとき、何が起こるか。
映画に出てくるのは、①超資産家、②知的な中産階級（使用人を雇えるくらいお金持ち）、③労働者階級（現代でいうところのサラリーマン？）の三者。
メインキャ…

貧しい労働者階級のレンが真面目に生きているのに搾取され　最後家庭、身分、職業に恵まれたヘンリーの息子に殺されるのが　理不尽。　とはいえ善良なるシュレーゲル家のヘレンの息子(レンの息子でもある)にハワ…

アカデミー賞で作品賞・主演女優賞・美術賞の３部門を受賞している作品を遂に見ました。アンソニー・ホプキンスはウィルコックス家のヘンリー役、エマ・トンプソンはシュレーゲル家のマーガレット役。『ハワーズエ…

理想主義のシュレーゲル家と現実主義のウィルコックス家と哀れな庶民レナードが立場も生死をも超えて融和する文芸ドラマ🇬🇧 小説原作(E・M・フォースター)
・この結末を融和と称するのはちょっと乱暴かもし…

ルースがさくらんぼを夫や息子の口に入れる一瞬があるのだけれど、もうそれだけでこの映画のことが大好きになった、

カット割り、とくに暗転と芝居の見せ方が原作小説の「章立て」に近いの、フォースターの文体…