📀ドラマ
監督:今井正
1951年(昭和26年)1月24日に山口県熊毛郡麻郷村八海で実際に起こった強盗殺人事件「八海事件」を基にしたノンフィクション・ドラマ。
老夫婦が惨殺され、金品強奪事件が発生。警察は小島武志を逮捕、共犯者を自白させるため厳しい取り調べを続けた。やがて捜査線上に小島の仲間の植村をはじめ四人の男が浮かび上がる。厳しい尋問に耐えかねた小島は、四人とも共犯だと自白させられ、全員が逮捕されてしまう。
正木ひろしの「裁判官―人の命は権力で奪えるものか―」が原作の、実際に起こった「八海(やかい」事件」が原作。
昔の時代でもこんな冤罪ってあったんだなって。
冤罪事件の恐ろしさをリアルに描いている。
ずさんな警察の捜査を告発したけれど・・・。
ラストの「おっかさん、まだ最高裁がある、最高裁があるんだ!」と絶叫する場面は、胸が締めつけられた。
公開当時は八海事件が最高裁判所で係争中だったらしい。
取り調べの拷問って今でもあるの?いろいろ考えさせられた。