橋本忍 脚本
今井正 監督作品
婚約者もいる青年の植村清治は身に覚えのない殺人事件の容疑者として逮捕される
それは仲間で先に逮捕されていた小島武志が共犯として自分を含む4人を警察の取り調べに…
【1956年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『純愛物語』今井正監督が正木ひろしの『裁判官―人の命は権力で奪えるものか―』を映画化した作品。当時まだ係争中であった1951年に起こった冤罪事件で…
DVDで再見。無罪確定前に、よくぞ公開した。「腕力」を感じる。すごい。お見事。
そういえば、本作脚本の橋本忍に対して、春日太一が「腕力」の人って書いていたが、この作品は、脚本を含めて映画全部が腕力…
理不尽な社会に突き付けた映画。
この映画の製作過程を知り、観ました。
裁判中にこの作品をしっかり答えをだして映画を撮ったことがすごいなと、
人生をかけて撮った作品なのだと感じました。
気になって元…
◎冤罪の解剖学 拷問と自白強要 全部乗せ法廷劇
1956年 現代プロダクション 124分 モノクロ
スタンダード *ホワイトノイズ 画像ボケあり
1951年に山口県で起きた強盗殺人事件の判決に警…
このレビューはネタバレを含みます
実際に起こった八海事件を冤罪として告発した弁護士正木ひろしの原作を元に作り上げた作品で、当時まだこの事件は係争中であった為に相当物議を醸したという。
国家がその気になれば、個人の命など簡単に奪えると…
ベースは八海事件
二度の差し戻しを経て、判決が確定したのは1968年、本作公開は56年なので、裁判真っ只中に公開されているみたいですね
そういう背景もあるんで、冤罪性を訴える映画って感じで、ドキュメ…
このレビューはネタバレを含みます
日本最大の冤罪事件「八海事件」を扱った作品。人物名は実際とは異なるらしい。Blu-ray表紙のキャッチコピー「お母さん、まだ最高裁があるんだ!!」から始まる物語かと思ったら、まさかの最後のセリフで盛…
>>続きを読む実際の事件をもとにした映画ですが、まだ事件に決着がついていない、裁判中の時点で公開されたという驚き。
当時の世評とか、その空気感も知りたくなります。
終わり方がなかなか凄いですが、もとの事件が結局ど…