けーはち

天使にラブ・ソングを2のけーはちのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)
3.7
廃校の危機に瀕した落ちこぼれ学校を聖歌隊で救う。元祖「ラブライブ!」と言うべきか。「天使にラブ・ソングを」2作目は学園モノに舵を切る。前作のキャラや基盤はある程度活かし、縮小再生産にならないよう若者をフィーチャー。名作の続編としては秀逸。尺の都合もあるが、トンデモない手のつけられないワル共かと思ったら、音楽をとっかかりにして割とサクサク解決。アメリカで手のつけようがないワルなんて言ったら、歌で更生とか、まして廃校回避どころの騒ぎじゃないか……

ドラマ面でも歌唱面でもローリン・ヒルが中心で活躍するのだが、やたらとアフリカ系のルーツを云々したがるライアン・トビーも良いキャラだし、シスターの指導を受けると急に声が出るようになって「オー・ハッピー・デイ」のソロをホイッスルボイスで取るシーンも見事。