浅野公喜

エイリアン・ネイションの浅野公喜のレビュー・感想・評価

エイリアン・ネイション(1988年製作の映画)
3.5
エイリアンも地球人と共存する社会で、ジェームズ・カーン演じる刑事とエイリアンの刑事がコンビを組む「リーサル・ウェポン」にちょいSF要素を加えたようなバディアクション。

エイリアンのビジュアルは人間に近く、幾つもの斑点が付いたようなスキンヘッドが特徴。そして腐った牛乳を飲み急所が脇の下、そして海水が弱点というのがユニーク。所々コミカルな部分は有りますが突飛な設定の割には良くも悪くも真面目且つ堅実な作風で、もっと二人を区別させたうえでお互いの長所を活かしたアクションやエイリアンらしい個性豊かなビジュアルが観たかった所。一応銃撃戦にカーチェイス(そして酒場でのひと悶着)とアクション物のお約束はちゃんと用意され、体が溶ける事を承知で海にいる相棒に手を差し出す終盤では胸が熱くなります。

エンディングではモータウンのベテランボーカルグループ、フォートップスの「Indestructible」という曲が流れます。
浅野公喜

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