70点
U-NEXTで👀
これまで‘食’に関するドキュメンタリーをいくつか観ましたが、本作のテーマは「フェアトレード」
本作は、自国のコーヒー豆を適正な価格で取引し、生産者の生活向上を目指す運動を展開している、エチオピア農協連合会会長のタデッセ氏の取り組みを追うドキュメンタリー☕️
私たちが日頃何気なく消費しているコーヒーについての真実に驚くばかりでした
1989年に国際コーヒー協定が破綻したため、約30年前の相場まで落ち込んでしまったコーヒー価格...
その影響はエチオピアのコーヒー生産農家の生活を直撃し圧迫している
現地でのコーヒー1杯の価格はわずか約0.12米ドルなのに、欧米では25ドルに...
農家には何の見返りもなく、交渉の余地なく買い付けにきた大手バイヤーの言い値で取り引きされる
そして地球規模で見ると、小売販売価格総売り上げの800億ドルが、大手多国籍企業の4社に市場独占されているという現状も...
その多国籍企業が利益を貪るために、犠牲になっている現地の生産農家たち
子供たちが通う学校さえ建造できず、さらには飢饉に苦しむ地域があるという現実も存在する
コーヒーよりも利益が上がるため、違法薬物の栽培に切り替える農家が増えているというのにも驚き...
本編の最後で、消費者が意識してフェアトレードを求めれば世界が変わると言うタデッセ氏の言葉が全てだった
私もとりあえずフェアトレードマークの商品を購入し、大手コーヒーチェーン店の利用を控えようかと思った....コーヒーの味をさらに苦くしないためにも...☕️
