●塩狩峠(1973年日本。中野誠也)
明治42年2月,鉄道会社に勤める永野信夫は事故で殉職する。
彼が命を落としたのは,名寄から札幌へ向かう途中の塩狩峠であった。
彼は乗客を乗せ,脱線しようとしていた客車を,自らの身を挺して止めたのである。
《レビュー》
ベースは実話で,それを三浦綾子さんが小説にし,さらに映画化。
ヨハネによる福音書にある「人がその友のために自分の命を捨てること,これよりも大きな愛はない」がテーマ。
信仰に身を捧げる,人のために命をなげうつというのは,ある意味素晴らしいことではある。
私には,見ず知らずの人のためなんていうことはできん。
見る知るの人だったら,それなりに。
https://www.youtube.com/watch?v=Ft4-pjJzqTI