観たのが何十年も前で忘れてしまったので改めて鑑賞。（有名な「Show Me The Money!」は覚えてました）
スポーツ・エージェント会社の改革を訴えたために解雇された主人公（トム・クルーズ）が、落ち目の黒人フットボール選手と二人三脚で再び栄光を目指す、というスポーツバディもの。そこにシングルマザーとの恋愛＆結婚が絡んできます。
とにかくトム・クルーズが若い！レネー・ゼルウィガーも若い！レネー・ゼルウィガーは本作では後年のコメディエンヌぶりが控え目でしたが、あの「顔芸」を堪能できたので満足です。この方、本当に若いころから美人なのか、そうじゃないのか、なんともいえない不思議で魅力的な表情をされますねえ。
私は勝手に本作をスカッとするスポーツ感動バディものと思い込んでいたのですが、恋愛＆結婚バナシの比重が結構多めでした。恋バナのパートはなんだかトーンが重めでスポーツの爽快感と合わない気がして、正直、つまらなかったです。あの流れ、本作に必要だったのかなあ。トム・クルーズが出てるんで女性観客への目配り？まあ本作はスポーツものというより人間ドラマの要素が強いし、キャメロン・クロウ監督は作品にスタイルがあり「スカッとするスポーツ感動バディもの」を「お仕事」的に撮るような職人監督ではないですから、これは私の誤解であり「無いものねだり」なんですが。
黒人フットボール選手（キューバ・グッディング・Jr）のノリノリのキャラは最高でした。トム・クルーズに電話で「Show Me The Money!」と言わせるところ、メッチャいい。（後から他の皆様のレビュー読んだら、本作でアカデミー助演男優賞取ってたんですね！納得。）
