はる

燃える平原児のはるのレビュー・感想・評価

燃える平原児(1960年製作の映画)
3.8
エルヴィス・プレスリー出演作品は初鑑賞です。
ネイティブアメリカン(カイオワ族)と白人のハーフ、ペイサー役を好演していました。
原題は『Flaming Star』
作品を観ると邦題の意味とは全く違うことがわかります。

地球は丸いと言う白人の球体説を笑うカイオワ族でしたが、ペイサー(エルヴィス)の心情を汲み取る姿勢からは文化のレベルでは推し量れないものを感じました。
表面だけを見る白人たちと真逆だった。

「いつか偏見のない時代が来るはずだ」

黒人の労働階級の中でゴスペルを聴いて育った白人エルヴィスの生い立ちを思うと、あのセリフは現代の私達へのメッセージのように受け止められました。
先日観た『エルヴィス』のおかげでより深く感じることが出来たように思います。
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