イタリア語

セデック・バレ 第二部 虹の橋のイタリア語のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

日本軍の戦い方にイライラする。戦いに参加しなかったタウツァを引き入れたくらいで、後はひたすら後手に回り続けた。セデックが地の利を活かして効果的に闘ったというのももちろんあるが、それ以上に相手を見くびりすぎていて、その報いとも言うべきか、徒に最強の日本兵が死んでいってしまった。相手のことを知っていれば、頭目を取れば士気は下がる、モーナ・ルダオという頭目をいかにして捕らえるか、という作戦も出て来そうなものを、兵士、兵器共に質と量で圧倒的に優っているのに、翻弄され続けた。
前作に引き続き、今作も戦闘シーンが強烈で時にグロテスク。観終わってから調べたけど、キャストの多くは本物のセデック族を起用しているとのこと。台湾は親日国、というイメージしか正直なくて、この映画を観るまで、日本の支配に徹底的に争った現地部族がいることを知らなかった。前作のレビューの時にも書いたが、一方的に近代化を押しつけて、便利にしてやった、快適にしてやった、というのは驕り。恩知らずめ、と憤るのはお門違い。支援することの難しさを感じた。
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