RIO

コールド・フィーバーのRIOのレビュー・感想・評価

コールド・フィーバー(1995年製作の映画)
4.2
平田はアイスランドへ行くことにした
彼は7年前学術調査のため向かった両親を
アイスランドの渓流の事故で亡くしている
その両親に何もできなかったから…
せめて二人のいた場所へ行くことを決める

なかなか目的地へと向かうことができない
その場所で供養をしなければと思い焦燥感が募る

赤いシトロエンDSがまた凄く良い
途中、故障して立ち往生するシーン
ヘッドライトが何とも言えない幻想的…

ホテルで話しかけてきた白髪のスィギ
ここから本格的に監督の本領発揮です!もうぐいぐい来ます
二人が出会ってからの全てがすごく好き
ずっとアイスランドの冷たい雪で冷え切った平田が
あったまってくる
馬に乗って父母の魂の眠る
カルダクヴィスル川 ―氷の中の情熱

白銀の世界のアイスランドが美しいですね
ギスリ・ハルドルソンの存在が大きい
そこに平田のひたむきな感じが切ない
ギスリ・ハルドルソンは「春にして君を想う」でも
その存在が素晴らしかった 
歩いてるだけでも何かこう…アイスランド魂という感じです

忙しい東京の風景いつも見ているごちゃまぜな街並
高層ビルや通勤電車を映画で見ると
ほんとカオスだわーと愛おしくなります
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