クリストフォルー

ミザリーのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ミザリー(1990年製作の映画)
4.0
本作の公開当時は、キングの小説は、邦訳が出ると単行本の段階で即買いしていた。小説は売れっ子作家の妄想が大暴走していて、ホラーというよりはグロテスクなサスペンスだと思うが、映画版は、ロイナー得意のコメディセンスも盛り込んで、いく分食べやすくしてある感じだ。もちろん、ジェームス・カーンの巧さは言うに及ばず、ほぼ初対面のキャシー・ベイツの、予想をはるかに凌駕した怪演には、アメリカの役者の層の厚さを思い知らされた。
ベイツは「フライド・グリーン・トマト」も好いけれど、「黙秘(ドロレス・クレイボーン)」もお気に入り。カーンの「キスミー・グッバイ」がソフト化されてないなんて、納得いきませんぞ。
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