時はまさに1997年。disk unionの片隅に置かれたダンボールの中には、オルタナティブの7inchがどっさり。値段も300円以下だったのもあり、知らないバンドをジャケやバンド名だけで選んで買って帰ったあの期待感と、答え合わせのように針を落とした思い出が、奇跡的にパッキングされたような映画。
Nirvana以外にも数多のバンドが存在していたそのシーンのリアルさと、ツインテールなど要所は外さないし、そもそも、精神異常者とMAD Dr.とモンスターしか出ていない。American Kooter/Trans Amがかかるような映画を今こうしてなんの苦労もなく観られたことに感謝したい。