はちわれ

となりのトトロのはちわれのレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
4.8
子供の頃から何度も観てきたけど、大人になってから久しぶりに観るとまた違った視点で見れて楽しい。

小さい頃は、メイちゃんワガママ言うしなんでひとりで行っちゃうの絶対危ないやん…って思いながら観てた記憶。
いつもしっかり者のお姉ちゃんが弱ってるし、自分が頑張ってお母さんが元気になるようにとうもころし渡しに行ったんだって思ったらメイちゃんの勇気と健気さに泣けちゃうよ…
しかもまだ4歳?だもんね、学校まで来ちゃったけど全然ワガママじゃない…普段強がってるけどたくさん我慢してるよね、寂しかったんだよね可愛いね…

カンタも素直になれないだけで本当は優しい子っていうのは子どもの頃から感じてたけど、改めて観たらサツキの代わりに七国山まで行ってくるからサツキは戻れって言ってくれるのめちゃくちゃ優しすぎる。遠いのに…

ばあちゃんもサツキに寄り添ってくれたりメイちゃんを必死になって探してくれたり、普段も孫のように接してくれて本当に良い人。

古き良き日本の夏の風景と素朴で優しい人たち、いいなあ。
夏なのにすごく爽やかな風景が、やっぱり最近の暑さは異常だなと感じさせられる。
こんなに素敵なご近所付き合いも現代ではなかなか難しいだろうし。

最近涙脆すぎて序盤のまっくろくろすけが引っ越していくシーンから泣きそうになってた…自分でもよく分からん。

あとジブリ全般に言えることだけど、やっぱり音楽も良すぎる。
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