このレビューはネタバレを含みます
始まりのポロライドから時間が巻き戻されてるとわかる
主人公と同じように何が起きた？前に何をしていた？って考えられる
時間が巻き戻されるほどに主人公が信じて行動を起こしたものが崩壊していく感じがたまらない
テディは確実にレナードによって作られた物語の犠牲者だったけど可哀想という気持ちが湧いてこない…
レナードの行動原理は妻を殺した犯人を殺すことだけど、ジミーを殺すシーンであまりにも妻のことを思い出しすぎだし、殺害方法が絞殺と似ているのでクスリで狂って妻を殺しかけたのもレナードと言われても納得できてしまう…
ほんとは妻を殺害した人なんていないんじゃないか、と思えてしまう
この映画を観た後周りの人間全員が自分を騙そうとしてくるんじゃないかという疑心暗鬼にはならないが、自分を構成するものの不確かさに疑いを持った
思い出せ、だがしかし思い出したところで信じられるのだろうか？
