このレビューはネタバレを含みます
テーマ、脚本、俳優、いいと思うが、わかりづらい。
クリストファーノーランだからそういう撮り方はわからんでもないが、わかりづらい、、
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メメント 二回目
前回いつ見たのかうる覚えなくらい昔だが、仕掛けがわかっているのでもう一度。
それでも難しい、、 単純に五分前のことをつなぎあわせていけばいいかと思っていたら、いろんな人が主人公の記憶忘れを利用して悪事を働かそうとする。それだけじゃなくて最後は本人が自分をそうしむける。
テディが最後に言ったことが本当で、でもその事実を信じられなくて今度はテディを殺すように自分に仕向ける。で最初のシーン、テディを殺したところに戻るのだろうけど、、、
考えないといけないから映画を見てすぐに解けた爽快感がない。最後に、それをはっきり確証させるものが自分の記憶だけ。
エンドロールが終わってから考えないといけないのに、観客自体も最初になにを見ていたのかを忘れていってしまうため、こうじゃないの、、かなあ?と思わせて二回目三回目に誘う意図が見える。
とはいえこの映画が映画史に残した足跡は大きいし、ノーラン初期の作品なので、ゆってもそこまで複雑じゃない。物理の法則なんて知らなくても解けるしね。
今回は前回よりも理解が進んでいるのがその証拠だろう。
スコアも2.8から3.8へ。ノーランの映画史へのクサビへ称賛を込めて。