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やさしくキスをしてのhimacoのレビュー・感想・評価

やさしくキスをして(2004年製作の映画)
3.8
『わたしは、ダニエル・ブレイク』のケン・ローチ監督。

人種、宗教の違いと愛、家族。

“やさしくキスを そしてお別れ
さようなら それは永遠
胸は張り裂け 涙絞りつつ
あなたを思えば 嘆きと溜息が”

スコットランドで生まれ育ったパキスタン人のカシムと、カトリック系の学校の教師でアイルランド人のロシーン。

家族の絆、戒律を脅かすとされる2人の愛に対する周りの行動は信仰心のない私には理解出来ない。
他者に対する愛は存在しないのか。

絶対的な権力を持つ父親の高圧的な言葉にメンタルをやられ、ヒリヒリする家族の会話に耳を塞ぎたくなる。
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