やさしくキスをしての作品情報・感想・評価

「やさしくキスをして」に投稿された感想・評価

人種間、宗教観などなどの問題もあるがこの場合は本人の性格的な問題もありもろ手をあげて応援という感じにはなりにくかった。

ケン・ローチなのでたぶんわざとやっているのであろう。
ケン・ローチの恋愛映画、宗教と人種の違いによる困難が立ちはだかっていた。本人たちが良ければOKというわけにはいかない。

パキスタンからの移民2世のカシムとカソリック学校の教師ロシーンの恋愛。

イスラム教徒のカシムの両親、特に父が厳しい。本人は信仰心と子供たちを思うゆえの言動のつもりだが、それが子供たちをがんじがらめにしてしまう。
イスラムコミュニティでの立場を危うくしないため、威厳とプライドを保つために自分の思うように人生を送ってほしいだけにも見える父の姿。
カシムのみならず、妹の生き方までも制限するし。

宗教・信仰の自由とは……と言いたくもなる。

しかし、出てくる人皆悪いわけではなく、それぞれが信念・考えに基づき行動してるから余計に難しい。

そんな二人は困難を超えて結ばれるのか?という話なんだけど、途中までは「もう別れたほうがいいんじゃないの」と思ってしまった。

家族を捨てても愛する人と居たい、その覚悟ができるのかどうか。
親がもう少し柔軟な考えの持ち主だったらこんなに苦労はしなかった。

そのゴタゴタがさらに別の宗教問題に絡んでくるのもやっかいだ。
あんな理由で解雇できちゃうなんて、今は実際どうなんだろう?知られてないだけであるのかもしれない…と思ったりもした。

どうしたらいい(よかった)のかね?という答えは簡単には見つからないだろうなぁ
jamming

jammingの感想・評価

4.0
人種差別、宗教問題での
恋愛映画はいろんな形で
映画になってるけど
ケンローチ監督のは
すごく理解しやすい話だった。

セリフの一つ一つが
否定できない。
mis

misの感想・評価

4.1
ケンローチが描く恋愛モノってどんな?と純粋に興味があったので、見た。やはり、そんな甘ったるい恋愛モノなはずなかった。もはや人種問題モノと言えるかも。家族が築き上げてきたものが自分の一生続くかも分からない恋のせいで消えてなくなるかもしれない、それでも自由を選びたい。移民コミュニティではあり得る話なんだと思う、これは少し前の映画だから、今ここまで厳しいのかは疑問だけど、そんなギリギリの選択私には出来ないな。この監督は社会的に弱い立場にいる人間を描く事に人生をかけているのだなあ。

シネカノンの予告編、オリジナルよりずっといいな
大学生の時に鑑賞。
主人公の妹には感動したけど、主役の2人にはいまいち感情移入出来なかった。
信仰心がほぼない自分にはなかなかイライラした内容だった。
生まれた頃からずっと宗教があれば、そういう風になるのだろうか。
【何かのおかげ、何かのせい】にすることで、そんなに救われることがあるのだろうか。
Baad

Baadの感想・評価

4.6
だいぶ前に見ました。
見終わってから久しぶりに飲めないブランディーでも舐めてから家に帰りたい、と思ったほど余韻の残るいい映画でした。

ケン・ローチだからと固く考えず普通の恋愛映画としてみると、すごくうまく出来ているような気がします。

パキスタン人といっても、この映画に出てくる人たちは「モンスーン・ウェディング」や「ベッカムに恋して」の登場人物たちと同じく宗教を超えてカウントすればインド系では大マジョリティーのパンジャービーでイスラム教徒としてくくるよりり、そちらのくくりでとらえた方が文化的には分かりやすいかな。

家族やお客を大事にして、オープンで享楽的で、誠実で働き者。男性も女性も、ほっといても普通のイギリス人よりは魅力的な人が多いというのが、個人的な印象。

という訳なので、率直に言って、主人公の女性はうまくやったな、というか、非常にうまく彼を操縦しているな、と思ってしまいました。無意識かもしれないけれど、ああいう形でなければ彼は彼女をステディーな恋人とは意識しなかったろうと思いますから。

で、この映画のうまいところは、恋愛の過程において一番甘くて楽しいだろうところを少ししか描いていなくて、大変なところばかり描いていてその先を描いていないところです。いわば、引き算の勝利?!

結婚してもうまくいかない、という意見もありますが、それは、そこまで考える必要があるのでしょうか?なんといっても、彼女の方はまだ結婚しているのですから。

(日本初公開時劇場鑑賞)
Grace

Graceの感想・評価

4.0
ケン・ローチが監督した映画の中で好きな作品。

スコットランドのグラスゴー生まれのパキスタン移民2世の男性カシムとアイルランド人の女性ロシーンの愛の物語を描いています。

日本人同士の恋愛では、あまり宗教や異文化での悩みがなく人を愛することができますが、国際的な恋愛や人種が様々な国では、この作品みたいに宗教や文化や家族の壁で悩み愛し合う男女2人が多いと思います。

男性の妹のシーンがとても印象に残り、人種・宗教・文化が違っても人を愛していくこと、そして、恋愛に関することを考えさせられる、とても素敵な作品でした。
主人公カップルはいつも喧嘩ばかりで、そんなに辛いなら別れろよとも思うが、妙に結び付きが強く別れない。
正直、それほどまで深く愛し合っているようにも見えないのに、別れないのはなんでだろうと考える。
障害があるほど燃える、なんて安易な理由ではさすがにない。
性愛というより、2人の尊厳侵害に対する共闘のようなものなのかも。

保守的な家族やイスラム&カトリック社会を分かりやすく”悪者”だと思わせてくれない辺りが相変わらず厳しい。
んの

んのの感想・評価

4.0
最後のエンドロールで題名に納得ね
宗教〜親や 親戚〜周囲の思惑!
イサットって言葉〜重いね!
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