やさしくキスをしての作品情報・感想・評価

「やさしくキスをして」に投稿された感想・評価

犬

犬の感想・評価

3.4
蝶々

アイルランド人の女性とイスラム系移民2世の男性が、宗教の問題を乗り越えて愛を貫こうとするラブストーリー

難しい問題
いろんな障害が

家族について

人種
ロマンスとドラマのバランスが絶妙

官能的なシーンもあります
諒

諒の感想・評価

3.6
甘いタイトルからは想像がつかない内容だった。
宗教が違うと、こうも根底にあるそもそもの概念というものが違うのかと驚かされる。
終わり方が現実味があって、とても良かった。
一

一の感想・評価

3.9
「わたしは、ダニエル・ブレイク」のケン・ローチ監督作品

アイルランド人の女性とイスラム系移民2世の男性が、宗教の問題を乗り越えて愛を貫こうとするラブストーリー

ケン・ローチらしからぬタイトルだけど中身はしっかりケン・ローチでした
毎作重たいテーマにもしっかりとエンタメ性を両立させるのが素晴らしいですね

宗教の背景にある過酷な現実
様々な文化のあるイギリスだからこそのラブストーリー

一見するといつもの残酷なケン・ローチという感じでは無いですが、よくよく考えるとハッピーとは思えないラストがなんとも秀逸

全てを犠牲にしなければ一緒にはいられない二人の愛の行方は…

2020 自宅鑑賞 No.126 GEO
家族も自分も大事にしてきた信仰と、異教徒との恋愛は両立しないのか?
選択ばかりを迫られる登場人物たち(家の改築もそう)。どちらかを諦めることが前提になっていることが悲しい。
「君には分からない」とカリムは言うけれど、理解出来なくても共感出来ることは(その逆も)あるはず。
二人の幸せを無条件に祈れる社会になって欲しい、と10年以上前に観た時に思った。今も変わらない。
「私はダニエル・ブレイク」や「家族を想うとき」でイギリスの社会保障制度の課題を投げかけたケン・ローチ監督。
まあそんな監督が描くラブストーリーとなれば、一筋縄でいくはずもない。
こんなに辛いラブストーリーは初めてかもしれない…。

スコットランドのパキスタン移民が…というだけで、嫌な予感はした。
基本的無宗教の日本人から見ると、宗教間の壁の厚さ・高さにびっくり。
愛し合う2人がこんなに宗教に苦しめられる…
宗教ってなんのため?って思ってしまう。

最後は結局どっち?ってなってしまったが、どちらに転んでもハッピーエンドでありバッドエンドである以上は、このエンディングが1番なのかな…。
わに

わにの感想・評価

3.3
ケン・ローチ監督って、地獄に突き落とさないパターンもあるんだな…笑

本当に紛れもないアクション映画を撮るのがうまい。派手な喧嘩もピストルもカーチェイスも爆薬もない、ただただ一般的なアクション。だからこそ、イギリス社会のことをそこまで深く知らない人が見ても自分のことのように引き込まれる。私たち日本人は日々直面せずとも、どこかでいつか直面すると勘づいているからなのかもしれない。

閉めたドアを丁寧に捉えたシーンが3回ある。それぞれの意味合いを考えると、すごいドラマチックだし、ロマンチック。彼らを取り巻く状況が状況なだけに煙に巻かれているようだけど。

このころから徐々にアイデンティティ・ポリティクスは姿を見せつつあったんだろうなって、節々に感じ、それが顕在化した今を生きる私からすると、やはりこの映画も家族を想うときやダニエルブレイク同様きついものを残してくれます。
rudy

rudyの感想・評価

3.9
とても好きな作品。
とてもシンプルな内容もケン・ローチの手に掛かるとこんな風になるのか〜。
本来、どの宗教も平和と幸せを説いているはずなのに…
もどかしい…
DON

DONの感想・評価

-
やはりここでもケン・ローチは個人の自由や尊厳、そして不確かな愛情をひとつの試練、未来へと投げかけられた終わりなき闘争として描き出している。

「やさしくキスを、そしてお別れ」。
ピナコ

ピナコの感想・評価

4.0
どこで知ったか?
この映画。
TSUTAYAのアプリのお気に入りに入れてあった🎵
俳優も監督も知らない。
予告で知ったのか?
でも内容知らずw
素敵な題名😊

ケン・ローチ監督
名前はかろうじて知っていたが1作品も観たことない。

グラスゴーに住む異教徒達の恋愛話。
パキスタン人とアイルランド人
難しい話なのだ。

愛しているだけではダメなのだ。
彼女より家庭、家族が大事、そしてモスクが大事。
そうして来たことで守られてきた幸せと生活の平安。
パキスタン人としてこの地に生活しているだけでも大変なことなのだ。

とても難しい話
生活に浸透している宗教
日本人の私には理解しがたいがそういうことが実際あるのだ。
生活してく上で無視出来ない宗教。
守らなければならない細かなしきたり。
自由とは。

この映画に答はない。
今があるだけ。


この女優さん
メラニー・ロランにも似て…。
甘美なタイトルとキーヴィジュアル、ただし監督はケン・ローチ。他作品より絶望度は低めだがまごう事なきケン・ローチ。ラブストーリーであるのに、やさしく甘くなんてあるはずもなく、相変わらず社会における弱者に焦点を当て誠実な距離感をもってビターに描く。
カトリックのロシーンとムスリムで移住者のカシムが出会い、惹かれ合い、葛藤し、そして家族を巻き込んでいく。宗教、そこからつながるコミュニティのしがらみ。大多数が葬式仏教徒の日本では考えられないほど強固なしがらみに生きづらさを想った。宗教とは、人を幸せにもするし、足枷にもなる。信仰選択の自由がなければなおさら。それでも信仰を捨てない、神を信じている、という信心深さ気高さは理解できるものではなく素直に尊敬に値する。
" 人は天使より気高くも 犬よりも下等にもなる "
カトリックやムスリムから強い反発がありそうな内容だけど、誰にも媚びず常に我々に問いかけ続けるローチ監督の視線が好きだ。
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