正対して撃ち合ってるのにどちらも当たらない哀川翔と六平直政。クリーニング工場ってたしかにロケーションとしてはとても好い。相変わらずロケーションが本当に好い。序盤のヒットマンが住んでた鉄筋アパート、矢崎仁司『三月のライオン』で印象的な貨物線操車場の線路を跨いでいる鉄筋アパートじゃないよね?なんとなく似てるんだけど、三月のライオンの直後に解体されたみたいなので違うと思うんだけど。そして三月のライオンと言えばの由良宣子が『蛇の道』コメットさんの原型のような役で出てるじゃないか。というかコメットさんも由良宣子ならよかったのに。凄みがあってとても好い。
筋運びはわかりやすいが故にやや説明的でもあり、そう思うと『蛇の道』脚本の超越ぶりはすごい。ラストの哀川翔の表情も90年代末だなぁと思う。エンディング曲でずっこける。