冷酷な暴力。
北野映画のような無感情の銃撃戦。
唐突な銃撃。乾いた銃声。
淡々と進んでいく虚無的な復讐。
とても静かなハードボイルドアクション。
不穏な薄暗い陰影。
廃墟や廃工場、草原などの素晴らし…
『蛇の道』リメイクはそこそこ満足したけれど、やっぱりVシネの黒沢清を見るとこれだよこれ、と思う。黒焦げの死体がしっかりハッキリ映されることにときめく。正面から撃ち合って一切被弾しない哀川翔を見ている…
>>続きを読むまず撮影。今まで観た黒沢清映画でも一番なぐらい平面構成がキマッている画面。しかもそれを動きの中でバシバシ決めてくるからクラクラしっぱなしだった。
次に、デクパージュ。特に哀川翔の目の前で容疑者が自殺…
黒沢清監督と哀川翔がハードなものを撮ろうとVシネで始めたのがこの復讐シリーズ。これがその第1弾となる
拳銃の反動のない撃ち方は本作よりこのシリーズのトレードマークとなるが元ネタは「シンドラーのリス…
常に流れる不穏な空気感。不気味な犯罪グループ。『蛇の道』にも同じような女いなかった?とりあえず変な怖さがある。
覚醒してからの哀川翔の表情、特に目が最高。
距離感バグってる銃撃戦は面白い。
ラ…
先月観返した
哀川翔演じる刑事は追っている暗殺派遣業組織が、子供の頃家族を殺されたが自分だけ見逃してくれた臆病なヤクザ、そしてその凶暴な弟と妹だと知る
互いに責め合い復讐の振り子が大きくなり破局を迎…
おもしろ!黒沢清ベストを出し直したくなるくらいザ・黒沢清な快作
全編を覆い尽くす不穏さや、シャープな構図、怪異的キャラクター、乾いた銃声が響く無機質な銃撃戦等々… 復讐ものというジャンルを超越した…
短いのに濃く、しっかり面白い。
終盤はトーンダウンしたように思えるけども。
黒沢清らしく構図の作り方は見事。
やっぱり哀川翔の存在感と彼が纏う感情は特異なるものだ。
復讐とは行うまでが果てしなく長く…