いやぁ、面白いなぁ!
今更ながら、初鑑賞。
前半の三船さんの葛藤も良かったが、私は後半の刑事さん達の捜査本部の様子。最近のドラマとかでは、警察って、ちょっと間抜けだったり、汚職だったりとマイナスに描かれるのが多い気がするけど、今作の刑事さん達はすごーくカッコいい!
各方面に分担して、それぞれが地道な捜査でしっかり犯人へと迫る。
「砂の器」の刑事さんもすごかったけど、その過程が見ていて爽快。
そして時代。1963年公開との事。戦後から高度経済成長へと向かう頃でしょうか。丘にそびえ立つ洋風の館と、密集した粗末な家々の対比。日本語、韓国語、英語が混在する食堂のメニュー。ヘロインが出回る麻薬街。
あぁ、日本にもこんな時代と場所があったんだと知る。「七人の侍」でもそうだけど、その時代背景を丁寧に描く黒澤監督のこだわりがたまらない。
最後になったけど、靴屋としてのプライドをブレずに貫く一方、人間味があって凛としている主人公、権藤がカッコいい。というか、三船さんがカッコいい。解放された子供に駆け寄る姿に涙。
長いお話だけど、夢中になって一気に観た。皆さんに是非ともオススメしたい。