ゲジ

天国と地獄のゲジのレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
4.3
おもしろかったです。
もう脂の乗りまくった黒澤映画。

映画の冒頭である誘拐事件の発生から、ストーリーをフリながらおもしろくなっていくのが見事です。

犯人との電話でのやり取り、列車のシーンなど緊張感のつくり方も絶品。

「あいにく花を買いに行くような面は一人もいません」、すごく笑いました☺️

オシャレな一点カラーの演出も目を引く仕掛けでよかったです。

街で聞こえてくる音楽や、ダンスホールの雰囲気といった、当時の風俗が感じられる要素もふんだんで、ぬかりない作品に仕上がってました。流石です!
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