けんけん3号

アイアン・ジャイアントのけんけん3号のネタバレレビュー・内容・結末

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

kawaebi99さんにオススメしてもらったアニメ作品を鑑賞。ハートフルな良作だった。アメリカのアニメの独特な感じもいい!なんともいえないあの動きが好き。マジックベルトのアニメ、「シンドバッドの冒険」を思い出しちゃった。物語は少年と地球に落っこちてきたロボットの交流を描いている。お父さんがいないちょっと寂しい少年とロボットの交流は王道のストーリー。ロボットは推察するに宇宙で造られた兵器的なものなんだろうけど、純粋な心を持っている。だから兵器として攻撃するのは本位じゃなく、ホーガース少年に教わったスーパーマンに憧れる。たけど愚かな人間によって攻撃されてしまい、兵器としてプログラムされた姿を見せる。無垢な心のロボットが兵器として不本意な攻撃をしなければならない宿命が辛かったし、憧れたスーパーマンとして自分を犠牲にするのも辛かった。愛する人を守る為に武器を使うのか、やっつける為に武器を使うのか、武器も使う人間次第と教えられたよう。やはり、愚かななのは人間。愛を知ってるのも人間。う〜ん深い。そこら辺を押し付けがましくサラッと描いているのも好感を持てたし、ラストも希望があって良かった。20年以上前の作品だが、今こそ観るべき作品かも?