観てみました。
期待が大きかったかもしれないです。
つい最近まで存在知らなかった映画です。
名作なのかなと予想していました。
個人的にほとんど楽しめるところがなかったです。でもやさしさはすごく感じる映画でした。
ナウシカとラピュタはものすごく好きだし最高の映画だと思ってます。巨神兵やラピュタの破壊的な力って自分の中の残酷性や破壊欲みたいなのをくすぐってくるところも価値があるように思えます。本能を揺さぶるというか。
このアイアンジャイアントでは近いシーンがいくつもあったんですけど心ときめくものがなかったです。
真面目すぎるからかな。
善と悪がはっきりしすぎてる気がします。パズーの行動力や悪い存在を倒すために戦うみたいな複雑さはなくて、初めから友好的だったしシンプル。
途中、キングコングのテーマに持っていくのかなと想像したんですけどそれもなかったです。人間批判を強調するほどでもなく悪い存在はあの男ひとりだけでした。
ラピュタのロボットの健気さとかも強くは感じられず。キュンとした感覚にはほど遠かったです。
ヒックとドラゴンの友情みたいに、お互いを大切に思う気持ちもそれほど強くはなかったかな。男の子はちょっとバカなペットを飼っている感じ?しんみりとした気持ちの確かめ合いのシーンもなかったと思います。
伏線がいくつもあったし物語の完成度はなかなかだと思いました。ただのテクニック的なものじゃなくてやさしさを感じるのはよかったです。