レディ・プレイヤー1をキッカケに過去作を追いかけよう企画。
アニメ作品ということさえ知らずに観ました。
このご時世(といっても20年前ですが)に、ここまでシンプルなストーリーをぶつけている事が凄い。悪く言えば「結末が読める」王道すぎるストーリーです。そのぶん、込められたメッセージはシンプルで、突き刺さります。
人懐っこいのに、その巨大な外見のため「危険だ」と決めつけられてしまうジャイアント。造られた目的も出自も不明であり、多くは語られないのも良いですね。自衛プログラムが働いてしまうシーンから、ジャイアントが恐らく友好的な目的で造られたわけではないことも垣間見えます。
造られた目的が何だろうが、周りに何と言われようが、自分が何になるかは自分が決めるというシンプルで強いメッセージ。
言葉は少なくとも表情の豊かな鋼鉄ロボットと少年の心が通う流れは暖かくて眩しい。
分かりやすい物語であり、子供に聞かせたくなる、童話のようなお話でした。