このレビューはネタバレを含みます
三部作の最終作…。
やはりこの作品はエンタメ色が強い…。
ザイオンでの戦闘シーンが多く、深いストーリー展開は抑えられた形になっている。
とはいえ、やはり脚本も演出も映像も秀逸。
特にネオがヘンリーに目をやられて盲目になってしまうことやネオが死んだ時にオラクルの姿になっていたことはとても素晴らしい脚本だと思う。
ストーリーとして、
何故、ネオの目を盲目にしたのか?
結局、増殖していくスミスを止めたものは何だったのか?
これが新しい世界を導く鍵になる。
サティが見せた綺麗な朝日…は、「マトリックス」というこの作品の最大目的であることは間違いない…。
この最終作が描いていることは本当に大切なこと。
特にザイオンで戦い抜く本物の人間たちの姿。
その本当に大切なことが、まさに今、問われている…。
21世紀目前の1999年に第一作が封切されたことは、
偶然だったのか?
必然だったのか?
とても興味深い作品だと今でも思う。
「マトリックス」三部作は永遠に色褪せることない名作だ。
是非観ることをオススメしたい秀作。