さき姐

ラブソングができるまでのさき姐のレビュー・感想・評価

ラブソングができるまで(2007年製作の映画)
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「昔一世を風靡した」が似合う似合う。
なんだあのミュージックビデオは。絶妙な80年代感がたまらん。

登場する歌の数々はぜんぶこのために作ったのでしょうか。すごい仕事量。それなのにぜんぶほんとに往年のヒット曲に聞こえて、2,30年前からほんとに存在したみたいに感じ、音楽担当した方すごいの一言です。いちばんのヒット曲と二人で新しく作った曲はもはや自然と口ずさめちゃう始末。

こないだ見た架空のファッションデザイナーが主人公の映画では、時代設定の50年代にあわせたそれはそれは綺麗なオートクチュールの数々を衣裳を担当された方がすべてオリジナルで、0からデザインされたらしく、まあなんてこったと驚嘆したものです。

こんな才能があるなら映画の下請け屋さんじゃなくて作曲家として、デザイナーとして大成しててもいいんじゃないか、そんな疑問に対しとあるイラストレーターの方は、
「我々は仕事でないと絵がかけない、ていう性分もあるんですよ」
と。こういうかんじで、こういうテーマで、という発注がないと意外とペンが動かなかったりする、と。
ほーなるほど。

いや、にしてもこの映画の音楽さんはすごいし、件の映画の衣裳さんもすごい。毎度思うけど裏方さんってすごい。

毎度思うけど、といえば、ヒューグラントの映画ってどれも吉本新喜劇なみにワンパターン。だからなんだかんだで安心して見ちゃうんだけど。
さき姐

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