半兵衛

掠奪された七人の花嫁の半兵衛のレビュー・感想・評価

掠奪された七人の花嫁(1954年製作の映画)
3.6
女性との経験が皆無な荒くれ兄弟が花嫁欲しさに女性を監禁するという今ではアウトな内容だけれど、家を仕切る長男の花嫁が『潮風のいたずら』のゴールディ・ホーンばりに勝ち気な女性で兄弟の暴走をストップさせて女性たちと男性たちの間に適度な距離を保たせるので不快感は薄い(ちなみに長男は弟たちを止められなかった責任を感じて一人山奥に引きこもった)。

冬の山で木を切りながら歌ったりといった独特なミュージカル場面が面白い、そして建設中のログハウスでのアクロバティックなダンスと喧嘩が飛び交うシーンがかなりのインパクト。

ラストはヒロインのサポートにより円満解決、良くできた奥さんとはこういう人物を言うのだろうな。

ちなみにヒロインを演じたジェーン・パウエルは髪型といい顔立ちといい『アナと雪の女王』のエルザに結構そっくりなのだけれど、もしかしたら参考にしたのかしら。
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