似太郎

掠奪された七人の花嫁の似太郎のレビュー・感想・評価

掠奪された七人の花嫁(1954年製作の映画)
4.6
【花嫁強奪👊】

🏔さすがは『雨に唄えば』のスタンリー・ドーネン監督だけあって健康的で朗らかなミュージカル・コメディだった。

🏔オレゴンの山奥に棲息する七人兄弟の長男アダムスが花嫁を強引にぶんどってくる大騒動劇。歌と踊りがダイナミックでカラフルな映像と相俟ってとても楽しく観られる。

🏔MGMミュージカルの埋もれた秘宝はまだまだ沢山ありそうだが、本作は文句無しに笑えてスカッとする極めてラブリーな人間讃歌である。名優ハワード・キールの歌唱が聴けただけでも大満足の一作。

🏔いわゆる都会人と野蛮人の対比が笑えるミュージカルでもあり、鬱陶しいんだけどキャッチーな7人兄弟のキャラ造形が屈指の異色作と言えましょう。理屈抜きに楽しめる娯楽映画の手本みたいな作品。
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