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グロリアのmokuのレビュー・感想・評価

グロリア(1980年製作の映画)
3.3

都会の渇いた空気の描写が見事
何も意識していないようでいて色んなところに現れてる。
ドラマ的なフィルターがかかってない描写ってむしろめちゃ難しいはず。

電車の中の雰囲気なんか今もそのままね
台本読むのを撮るだけだったらこう自然には行かないから、自然に環境音も効果音も俳優たちも取り込んでいるあたり、流石プロの仕事だわね

もちろん起こっていることは普通の人にはありえない(初っ端から男の子は新聞の一面飾ってる)のだけど、日常で起こったとしたらこんなふうに進むんだろうなという。
淡々と展開しながらも冷たく味わう、ドンパチとは違う楽しみ方。

以下ネタバレあります

グロリアが最後不死鳥のごとく颯爽と復活して画面に現れる終わり方が(レオンと比較しても)スーパーマンよろしくアメリカ映画的🇺🇸
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